雪組公演の役替わりに思う~新専科制度は終焉とみた。。凪七さんの行方は!?~
雪組「ファントム」の役替わりについて、ブログ内で、
『「キャリエール」は難しい役なので、「専科」の「華形さん」さん辺りがいいかも』
と、さらっと書きました。
でも、雪組の層が厚い中、「専科」に2番手役はないか、と即却下しました。
そこ!!
そこに、自分の中で「専科」の位置付けが、
「各組の舞台に特別出演して舞台を引き締めるスペシャリスト集団」(脇役)
に戻っていた事に気付きました。
「キャリエール」を「専科」の方が演じたら、舞台が引き締まる事は間違いなしです。
「クリスティーヌ」との愛より、「ファントム」と「キャリエール」の絆に涙し、印象に残った、大きな存在感とインパクトのある役。
この作品の成功の鍵を握る重要な役。
よって、鉄板役者を選んで欲しいと思い、「華形さん」が浮かびました。
(実は華形さんは、花組スター時代の印象で止まっておりますが、専科でのご活躍ぶりから、芝居巧みと思うに至ります。)
でも、「彩風さん」が好演したら、「柚希礼音さん」のスカピン「ショーブラン」が当たり役でブレイクしたように、一気に、評価急上昇(今もですが)。
せっかくのチャンス、やっぱり「彩風さん」だよな、と思いました。
同様に、各組にスターさんが沢山いる現在、2番手級の役を「専科」が受け持つ事って、ないな、と思いました。
「専科」の「樹里咲穂さん」が「キャリエール」を演じていた頃(2004年宙組)の「専科」は、「新専科制度」で2,3番手が「専科」へ異動し、「トップスター待ち」状態の名残があった時代と思います。
女帝花總さん「クリスティーヌ」より、ラストの「ファントム」と「キャリエール」の場面の感動の方が印象に残っている位、「キャリエール」は重要で存在感が大きい役。
(しつこいですね、すみません。)
それを「専科」がする事はないだろな、と失礼ながら、思った。
「新専科制度は終焉を迎えた」と、頭の中で「チーン」と鐘が鳴りました。
で、再び「専科」の「凪七さん」。
「スターの風格」があり「新専科制度」の最後の申し子のようなお方。
今回、歌も歌えて、年末公演がなければ、「キャリエール」いいね!、と思いました。
でも、助けてくれま「専科」に似合うお方がいる中、組内で調整された、今回の配役。
「北翔さん」のように、「トップスター」として返り咲く可能性はあります。
そのカギが、『蘭陵王』主演ですね。
「凪七さん」が返り咲いても、「専科」メンバーは、「渋い引き締め役」の方々が残り、新たな「スター級」は、現時点では入ってくる感じがしないですね。
よって、元の「専科」に戻るのかなと、思いました。
いずれにせよ、師走は忙しくなりそうです。
さいたまんぬ