真風さんについて思うこと~記事「小池先生に役を下ろされたりした」より~
本日「歌劇」2018年6月号を読みました。
特に読みたかった記事は、「スペシャルインタビュー真風涼帆」です。
さいたまんぬはここ数年、ヅカ熱が「平熱」で熱心に記事を読んでおりません。
「高熱」時は、「歌劇」等を熟読し、発言から人柄、舞台への姿勢等、妄想します。
そして、勝手に「〇〇系譜の男役像」等と決めつけて、納得し、満足します。
これまで触れ回る人もおらず、「一人っ子遊び」で満足し、迷惑をかけることはなかったです。
でも、ブログを始めて、
「独り言だけど、読んで下さる方々の考え方は十人十色」と、心に留めているつもりです。Twitterと一緒で、つぶやきだけど、公な媒体ですよね。書いている最中は日記気分になってしまいます。
なので、妄想が暴言になってしまっていた場合は、想定外なので、ご容赦下さい。
気を付けます。
・・・また、前置きが長くなりました。
さて、本題の「真風さん」について。
「真風さん」がご出演された公演の観劇は、比較的多い割に、「真風さん」の魅力がいまだに掴みきれない、さいたまんぬにとって、「不思議様」です。
(魅力がうまく言葉にできない、もどかしさ、という意味です。)
・分かりやすい「アイドル系」よりは、いぶし銀のような「渋さ」が魅力的
・「渋さが魅力」の人は「演技派」が多い(勝手な)イメージとのギャップ(失礼)
・若手時代から、すでに「渋さ」が堂に入っているという複雑な思い
・それなのに、「爽やかな役」が比較的多くて、やっぱり似合わない
・「紅さん派」だった為、「いきなり抜擢」の「紅さん」に比べると、着実なスター街道をコツコツ歩む「優等生」に見え、且つ、ソツなくこなしているように見える。
・その割に、さりげに「芝居と歌はそんなに・・・」(大変失礼)
・でも、さりげなく、着々と上手くなっているあたりに、「さすが感」あり
・だけど、「スターの風格」はものすごくあるから、トップにはなるだろうな
・さいたまんぬ的、ブレイク役は「フランツヨーゼフ」と「渋すぎる役」
・しかも、2幕の年老いた方がすごく良かったのが、なんだか複雑
・「フランツヨーゼフ」は「演技派」が充てられると良い感じがするだけに、「真風さん」の「芝居力」に疑問を抱いていたので、混乱(失礼)
という変遷を経て、「不思議様」となられました。
なので、「代表作について~真風さんから思ったこと~」も、思いつきませんでした。
「スカイステージ」のインタビューが見たい!!
無理な望みは捨て、可能な範囲内での情報収集と舞台観劇を重ねる日々です。
で、今月号のインタビュー
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
で、引っかかった言葉が、
ブログ題名の「小池先生に役を下ろされたりしたんですよ。」
です。
2008年星組「スカーレットピンパーネル」の事です。
長い前置きで書きました通り、見逃し記事や口コミを知らないので、すでに有名な話なら、スルーしてください。
真風さんの舞台には、小池先生作品が多いですよね。
トップ就任時、演出家先生の「贈る言葉」において、
「最初は台詞のある従僕を宛がったが、余りに下手なので他の上級生に交代した。」
とあります。
この時思った事は、
・小池先生って、細部にこだわるなぁ。それとも「交代」って、余程!?
・交代した方が上級生なら、下級生よりは、諦めつきやすいけど、悔しいだろうなぁ。
・背が高いだけでなく、若い頃から、「抜擢」されるオーラがあったのね。
でした。
せっかく「抜擢」されたのに、「交代」させられた経験。
悔しい思い出として残るのはごもっともで、インタビュー発言に違和感はないです。
ただ、小池先生の「贈る言葉」を忘れていたこと、「紅さん派」だったことから、「真風さん」は、順調なスター街道を歩んできた人と思い込んでおりましたので、引っかかった訳です。
その時、どう感じたか?などは、インタビュアーも、踏み込まず、終わってます。
それはそうですね。
さいたまんぬの結論、
「真風さんは順調な星組の御曹司のまま、トップスターになったわけでもないのね。」
・・・で、終わるはずがありません。
「不思議様」のお気持ちを知ることができる貴重な機会なので、「熟読」。
インタビューは、「真風さん」ご自身の葛藤と「目指す男役像」について語られており、実に収穫の多い5ページでした。
①「小池先生に役を下ろされたりした」発言
・色々な方から「順風満帆なスター街道と言われて来たんだろうな」
・「内心では葛藤があった」ではなく、物理的に「順風満帆」ではない時期があったと示唆してる!?
と、思いました。(主に後者)
で、いつもの「Wikipedia」で経歴を見ると、5回新人公演主演されています。
でも、2009年6月~9月「太王四神記II」から2011年11月~2012年2月「オーシャンズ11」まで期間が空いてる Σ(・□・;)
ついでに、紅さん初主演バウ公演「メイちゃんの執事」も2番手役ではなく、「天は赤い河のほとり」のウルヒみたいな、地味に怖い役。(少しポジションは違いますが)
そういや、すごくお綺麗だったなぁ、改めて思い出す程度に、印象が薄い。
そうは言っても、本公演で活躍されていたので、むしろ、新人公演は卒業されたかと思っていた位でした。
やっぱり「順風満帆」じゃん。
と、思いつつ、その間の役柄は、皇帝、死、鬼軍曹、メール夫人(ノバ・ボサ・ノバ役替わり)と、中々「個性」を確立しにくい、個性的な役が多いですね。。
『「個性が無い事が個性だ」とひねくれたくなるぐらい悩んだ』・・説得力あります。
②『眠らない男ナポレオン』ミュラで、男らしい男役に出会い、変わった。
・・・ごめんなさい。
「眠る女さいたまんぬ」って位、寝てないと思いますが記憶がないので、語りません。
「それまで、ヘナチョコや草食系の役も多く・・」と仰ってますが、割とはっきり仰いますね。
「ヘナチョコ」は「めぐり会いは再び」でしょうか?
「お笑い」は「紅さん」の独断場だったので、真面目な「ボケ役」がすごく合ってて、「眼鏡系男子」のビジュアルに、胸キュンで、好きだったのですが。。
この役が等身大に見え、好演だったので、勝手に「真風さん」の素のイメージとして、さいたまんぬの中で定着してしまいました。
「真風さん」は、「本人は真面目に言ってるけど、周りは笑う」系が似合うと。
(王妃の館のルイ14世役)
ただ、「自分にとっての強味になる系統」を把握されたのは、勝手に「渋い男」が似合うと思っていた、さいたまんぬと意見一致で、早い時期に分かるのは、追究できる時間が長くなるので、良かったです。(上から目線で失礼します)
③宙組への組替え
「悲しさや寂しさはあるけど、星組が大きく変わる時期で、(略)自分にとって挑戦だなという前向きな気持ちがあった」
「紅さん」と持ち味は違うけれど、「セット」になってる感(さいたまんぬ偏見)、「紅さん」とは切磋琢磨してる時代は卒業して、「共に一緒に舞台を支える」より、成長するに辺り、組替えは良かったと、勝手に思ってます。
この発言に、「トップになりたい」というか「より男役として高みを目指す」姿勢を感じ、トップ就任後、記事が増え「ほんわか系」より「しっかり系」だったのね、と認識を改める「王手」となりました。
ついでに、「星組」っぽい香りがすると思いつつも、
・「紅さん」の魅力は「正統派、星の王子様☆彡」
と思っているさいたまんぬの個人的な見解としては、
「ダイナミック」と言われる「真風さん」の方が「宙組」に似合うかなと思いました。
「真風さん」については、今後の作品も、「要観察」を続けます。
ただ、「小池先生のお言葉」発言から、浮かんだ事を思いつくままに書きました。
これだけ書いた割に、やはり「不思議様」のままです。
「風のように涼やか」で掴みどころがない感じ。
でも、次回公演の「ポスター」の、「ダヴィンチ」の美しさ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
本物のダヴィンチが、これ位美男子なら、自画像を描けば良かったのにと、思います。
ついでに、トップ就任時の「贈る言葉」に上田久美子先生が、
「マグマのような深い熱がある」「ここらで一つドカーンと頼みます!!」
と書かれておられます。
上田先生、ドカーンとマグマ噴火の作品を書いて下さい。
さいたまんぬ