95期生の華麗なるトップ就任と加齢なるリストラ~番手と学年の逆転現象からの復活劇はありうるか!?~
「花組年末公演ラインナップ」を観て、不安と希望を抱きつつ、他組の進退もよぎりました。
花組「柚香さん」(第95期生)が次期花組トップスターに「王手」をかけたなら、
同じく、第95期生の星組「礼さん」も学年的にほぼ「王手」をかけてます。
第95期生が花組「水美さん」、星組「瀬央さん」が台頭してきた辺り、似ています。
3番手別格として、学年上の方々がいらっしゃる点も似ています。
花組:「瀬戸さん」(第90期生)、「鳳月さん」(第92期生)
星組:「七海さん」(第89期生)
番手と学年の逆転現象は、個人的に年功序列を重視してませんが、上級生側の進退が気になり、大概切なくなります。。
例外の月組:「美弥さん」(第89期生)(「珠城さん」(第94期生))
月組は、「天海さん」で免疫がついたのか、寛容に思われます。(現時点のみ)
それでも、3番手「月城さん」(第95期生)の影に(さいたまんぬは)怯えております。
雪組:「彩風さん」(第93期生)はやっと盤石の2番手と思われます。
しかし、「彩彩コンビ」好きのさいたまんぬは、「彩凪さん」(第92期生)を切なく見守っております。
また異動ビト「朝美さん」(第95期生)の台頭も、喜ばしく見守っております。
反面、「永久輝さん」(第97期生)は、同じく異動ビト「綾さん」(第98期生)と「朝美さん」に挟まれ、不安げに見守っております。
宙組は、「芹香さん」(第93期生)が王手をかけたと思われます。
しかし、同期の「愛月さん」に対して、劇団推しの「桜木さん」(第95期生)の存在が気になり、少し複雑な気持ちで見守っております。
劇団は「新記録」「偉業」「異例」が好きです。
第95期生は、ツボを押さえている期ですね。
第95期生ってだけで、95期生ファンは安心感を持てる、華麗なる「第95期生」の罪。
いずれ、「第95期生並び」の時代は来ますね。
「愛華みれさん」「真琴つばささん」「轟悠さん」「稔幸さん」(第71期生)時代。
宙組は、上記第71期生と同期ではなかったので、
「5組同期の同時期トップスターの偉業」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
壮大な計画に思えて、案外、現実味を意外に帯びてません?
花組と星組は長期政権あるいは、同期に代わり(失礼)もおりますので、並び立つまで時間稼ぎできます。
よって、「第95期生の新記録樹立」への準備を劇団は進めていると思われます。
最近、「小川理事長の戦略」が注目されておりますし。(多分「ごく一部に」です)
日本の劇団で興行収益高を安定的に向上させているのは、確かに「やり手」です。
「宝塚歌劇」は「文化・芸術」の位置付けと言いつつも、やはり企業経営なので、収益は大切です。
そこで、営利主義に走らず、「文化・芸術」や「宝塚の伝統」とのバランスを取っている辺りが、小川理事長の手腕のすごさです。
「小川理事長」が最近「小池修一郎先生」と同じ位、研究対象となっております。
共通点は、「慶応義塾大学卒」と「苗字の『小』」位。
ついでに「川」と「池」の違いなので、
「水組」作りたいです。
お二人のご年齢も近いです。
「小川理事長」:1956年9月12日、慶応義塾大学法学部卒、1979年阪急電鉄に入社
「小池先生」:1955年3月17日、慶応義塾大学文学部卒、1977年歌劇団に就職
「小川理事長」は学生時代、野球部で所属の「体育会系」に対して、「小池先生」は、少女漫画まで読む文学青年。
大学の在籍時期は被っていても、友人にはならなさそう。
ただ、「体育会系」気質は、宝塚歌劇と合っているかもしれませんね。
「小池先生」の作品時には、大学OGの先輩を立てて、制作発表で、熱弁をふるわず、控えめな印象です。
まだ、分析中なので、あくまで、現時点での個人的印象です。
「凱旋門」の制作発表時の「小川理事長」の熱さが印象的だったので。。
・・・また脱線しました。
副題の「番手と学年の逆転現象からの復活劇はありうるか?」
結論として、ほぼ「ない」と思います。
上級生には敬意を払いつつ、豊富に存在する下級生のスターをトップスターにしていくのではないかと思います。
昔に比べて、トップスターに就任する学年が高くなり、在任期間も短くなってます。
それだけ、人材が宝庫で入れ替わりを激しくしても、「傑出」した人材は、在任期間も長く、文句も出ません。
就任前は騒いでも、就任してしまえば、受け入れて、次のスターを探しながら舞台を楽しむヅカファン。
いや、文句は出てますね。ここは「有名税」と美しくまとめて。。
ツッコまないでください。
ただ、センターに立つ期間が長いと、そこで成長するのも事実。
そういった時、下級生の方が有利ですよね。(体力面等)
そこに「第95期生」ですよ。
「男役10年」の丁度、熟成一歩手前の収穫時期ですよ。
センターで育て上げたいと思いません?
実力は多少不足している分は、後から身に付ければ良し。
とりあえず、納得するレベルの「人気」「華」があれば、ゴーサインです。
「一芸」あれば、「尚良し」。
ということで、「第95期生時代」到来かと思われます。
そして、「轟理事の春日野八千代さん後継者認知度アップ」戦略。
下級生への「良きお手本」として、再び「降臨時代」来るか!?
これ、結構気になってます。
それはさておき、
「第95期生時代到来」は構わないけど、上級生の方々の処遇が気になります。
「専科制度」再改定?
スター路線を歩んできた方々は、「別格扱い」にどこまで耐えられるか。
稀にある「返り咲き」は、「賭け」でもあり、悩みどころですね。
ファンとしては、脇を固めるスターさんが多いほど、舞台が華やいで楽しいのですが。
宝塚歌劇の魅力である「限りある時間」の残酷な一面です。
というわけで、
花組「あかねさす~」で、「鳳月さん」「瀬戸さん」の風格や男臭さに胸キュンし、
月組公演で「美弥さん」の妖しさに誘惑され、
星組公演で「七海さん」「凪七さん」の安定感とすっとした立ち姿に心奪われ、
この方々の存在が組人気に寄与していることを実感。
でも、「時機」という「運」も大事な要素。
「第95期生」は「時機」にも恵まれました。
なので、後は「小川理事長」の恩情ある采配を待つのみです。
さいたまんぬ
(ちょっと古い記事ですが、参考:産経WEST 2015年8月3日)
【宝塚理事長は〝体育会系〟】(1)舞台は生徒の人格を投影する 「謙虚」「品格」「お行儀」が大切 宝塚歌劇団理事長・小川友次さん(1/2ページ) - 産経WEST