花組を憂う~現「花組人気」は歴史的には例外!?~

「今、花組は充実期」とあちこちで書かれていますね。

「充実期」≒「人気がある」なので、今の花組は5組の中でも、人気がある組であることに異論はないと思います。

「トップスターの明日海さん人気があるから」と、一言で片づけられない。

それが宝塚歌劇団の魅力であり、100年以上存続し続けている理由です。

宝塚歌劇団のジンクスの1つに、

花組が栄えている時は、宝塚歌劇全体が活性化する」

というものがあります

前回、明日海さん「一人っ子」についてのブログを書きました。

ただ、同じ「一人っ子」でも、成功パターンに大きく寄与する「モノ」について、書きませんでした。

比較するのは恐れ多いながらも、失敗作さいたまんぬとの、はっきりした違いです。

怒らないで下さいね。

科学的根拠がないのが痛いです。

個人的研究テーマの1つで、まだ研究途上のため、論破できません。

ということで、言及しませんでした。

そう、「血液型」。

ちなみに、最近は、「関東人と関西人の人間性の違い」についても研究しております。

タカラジェンヌに当てはめてみると、中々説得力のある妄想が膨らむため、興味深いです。

一定の結論が出たらご報告します、というか、もうぜひ聞いて欲しいです。

・・・前置きが長すぎました。

今の「花組」は「花組らしくない花組」で人気の「花組」です。

例の妄想で暴走することはご容赦ください。

花組らしい花組」の定義は、

『「花男」を頂点とし、スター級が「花男」で占められ、「コンビ」と言えば、トップ男役と2番手男役を指す。男尊女卑色の濃い、且つ、それを花組生徒が自認し、誇りに思っている

という感じです。

花男」とは、

「ダンスを得意とし、キザっぷりが様になり、肩で風を切る姿が渋いショースター」

を前提としています。

(注:これは私がヅカを観ている時代の印象です)

花組は、下級生の頃から「花男」を目指し、「花男」に誇りを持っています。

よって、「花男」のトップスターは、尊敬を一身に集めるため、団結力が増します。

花男」トップスターを頂点に、相手役は「花男の2番手」、「トップ娘役」は二人を支える、少し軽い扱いとなります。

この体制が整っている時、「花組」人気は、赤丸急上昇します。

2番手がやや弱くても「花男」、あるいは圧倒的な「花男」トップスターが君臨している場合も、そのカリスマ性をもって、成立します。

近年の「花組らしい花組トップスター」は、

大浦みずきさん」、「安寿ミラさん(真矢みきさん)」、「春野寿美礼さん(瀬奈じゅんさん)」、「蘭寿とむさん」

かな?

急に自信なさげになったのは、

花男」贔屓ではないので、「花男」感知度が低いからです。

また、観劇歴がそう長くないので、観てきた中でしか語れません。

共通点は、「大浦さん」「蘭寿さん」以外は「生え抜きの花組生」。

(下線部は訂正補足「大浦さん」は雪⇒星⇒花でした、失礼しました。)

「蘭寿さん」も、途中出向されてましたが、「花組育ち」です。

先の方々は、花組下級生が、「我が花組花男トップスター!!」と認めた方々です。

勿論、他の歴代花組トップスターの方々も尊敬されております。

ただ、「花男トップスターとして尊敬される」という点が、他の組にない特色です。

で、今の花組

「明日海さん」は、「カリスマ化」されてきました。

コツコツ努力されていらっしゃるのは勿論承知です。

でも、本質は「感覚的天才型」だと思います。

「コツコツ努力」と役が合致した点で、最近、孵化、いえ、化けられました。

今、「トート役」を演じたら、お披露目時と全然雰囲気が違うと思います。

「ルドルフ」が似合う男役から、「トート」役者へとエイリアン?(人間を越えた)になられました。

「トート」を演じるというより、憑依型で「トート」になれる凄みが出てきた感じ。

よって、「花男」ではないけれど、花組下級生からは、認められております。

「明日海さん」を凌ぐ「花男」がおらず、他に擁立できる「花男」がいない現状。

そこに、「明日海さん」の魅力が開花してしまったのです。

「明日海ワールド」は、周囲を巻き込み、やはりお好きな「芝居」にこだわります。

一人っ子明日海さん」は、独自路線を突き進むタイプ。

劇団のナイスチョイス!!で後押しする追い風も吹いています。

自立して、且つ、柔軟性をもつ聡明な仙名さんを「相手役」に抜擢しました。

(明日海さんが選ばれたというよりは、一人っ子の特性から他人への執着心がないと、勝手に仮定。選ばれたなら、ご自身を演出する装備の1つ、ますます明日海ワールドです。失礼。。)

超下級生を、包容力をもって、育てるのは、「一人っ子」「感覚型天才」には無理。

もちろん、「明日海さん」を否定してるわけではないです。

「一人っ子」は、自分の役を追究するのに没頭すると思います。

完璧主義であるとのことですし。。

結果として、花組は今、「明日海さんと仙名さんコンビ」の芝居やバランスの良さが評価されています。

B型一人っ子上級生に合わせるA型下級生の娘役さん。

仙名さんを改めて尊敬しております。

(血液型偏見承知です、ごめんなさい。。)

「柚香さん」はカッコイイですが、「花男」としてはまだ未熟で、演技重視の「明日海さん」は、「仙名さん」とコンビを組み、「芝居」に力を入れてます。

どんなにお似合いでも、「ゴールデンコンビ」という言葉を「花組」では「トップ男役娘役コンビ」で使用されることはあまりないです。

「あかねさす~」は、「花組ダブルトップ時代に作られた作品です。

「鳳月さん」が快進撃だったので、明日海さんと対等に見え、成功しました。

ポーの一族」から始まり、「明日海さん花組」は「ショー」から「芝居」へと関心が移行しつつあります。

勿論、「ショー」も楽しいです。

花組の根幹に流れる「ショーへの情熱」が、受け継がれているからです。

「蘭寿さん時代」は「ショー」作品の方が人気だったと思います。

次の作品も「明日海ワールド」を基に「芝居」が作られそうです。

「芝居」にかなり期待しているのは、「芝居贔屓」のさいたまんぬだけでしょうか?

というわけで、現在の「花組人気」は、他の組が人気がある時と同じ状況であります。

「ショー」を魅せる花男トップスター時代の「花組人気」ではない、ここがミソ。

人気があるなら、問題ないやん、

で片づけられないのが「花組」です。

今、花組トップは、元月組の「明日海さん」。

数々の花組出身のスターを他組のトップスターへと輩出した「花組」。

他の組を見渡すと、現役は雪組の「望海さん」だけ。

次世代へ目を向ければ、宙組へ輩出した「芹香さん」がトップになられると思います。

でも、「芹香さん」の源流は「星組」。

気のせいか、「花組」血統がやや、薄まりつつある気がしません?

思い返せば、月組は「元花組集団」の時代もありました。

今は、月組星組も、生え抜きトップスターが続いております。

少し前は、元花組育ちトップに「朝夏さん」がおられましたが、生粋花組出身のトップスターが着実に減っております。

異動が当たり前になった今の宝塚ですが、各組、それなりに特色は維持しております。

特に輩出する方が多かった「花組」は濃い。

「〇〇の@組」でも、はっきり特徴が分かりやすいのが「花組」。

異動が多くなっても、組の個性が維持される「見本」であり「砦」でもありました。

やはり「花組」は劇団の「華」、歴史ある組です。

それが、最近「花男」育成が鈍っている気がします

劇団も危機感を感じたのでしょうか?

そこで「花男」育成プロジェクトを立ち上げたのでしょうか?

ここにきて、「花男」候補の水美さんを推してきました。

さいたまんぬは、「鳳月さん」好き°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°ですが、「花男」ではありません。

もし、トップスターになられるなら、他の組へ異動する気がします。

そこで、「花男」になれそうな人を探してみました。

いたいたΣ(・□・;)・・・・「礼さん」!!

花男」になりえたかもしれないお方です。

なんだか、最近、お顔が急に逆三角形になり、「花男」風になられた「礼さん」。

「ショースター」だし、文句ないのですが、「ポスト柚希さん」の希望を託されている「礼さん」。

星組は絶対離さないでしょうね~。

結局、一番丸く収まるのは「柚香さん」が「花男」へと化ける事です。

水美さんとコンビで「伝統の花組」復活です。

ただ、お手本となる、コテコテ「花男」がいないので、過去のビデオで研究しなければなりません。

生のお手本の背中から学び取るのが一番なのですが、う~む。。

柚香さんが化けるまで、「明日海さん」には、頑張っていただきたいです。

それに、せっかく「化けて面白くなった明日海さん」をまだ観ておきたいです。

そう思うと、明日海さん、意外に遅咲きですね。

とりあえず、ライブビューイングが楽しみです。

(やはり、お芝居に期待している、、、)

 

さいたまんぬ

 

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