ライブ中継について
埼玉へ移住して、QOLが下がった事を最も痛感したのが、東京公演チケットの入手の困難さです。
実家は、宝塚大劇場まで徒歩15分、走れば10分と、ヅカファンには贅沢な環境でした。
出不精で、実年齢よりかなり体力がないため、宝塚歌劇にハマったのは、劇場が近かったことが一因であり、これが実はかなり大きいと思います。
不幸中の幸いは、埼玉の家から東京宝塚劇場まで、電車で直通1本です。
宝塚愛の深さにはかなり自信がありますが、有楽町へ赴くのが億劫なほど、出不精度合いも高いです。いえ、正確には、単に電車で出かけるのが苦手、というより苦痛のレベル。
さらにお金がないので、電車賃も痛い。
「趣味は観劇です。」と言うと、優雅なイメージです。
劇場内で、着物姿のご婦人方を見かけると、「そうそう、観劇はこのスタイルが正しいざま~すわね~」なんて思います。
しかし、座席が後方、B席へ向かうにつれ、ソファでコンビニおにぎりを食べているひとり客の姿も多く見かけ、「そうそう、観劇代の皺寄せはあるよね~」なんて思います。もちろん、時間が無い方々やリピーターの方々も多いので、一概には言えませんが。
というわけで、埼玉へ移住して、最初の贅沢は「宝塚友の会」への入会でした。年会費と、無理した結果の病院代を比較した結果、前者を取るのが賢明な判断です。
そんなわけで、「ライブ中継」は埼玉から有楽町よりは近い映画館で観られる!
しかもオペラグラスなしでスター様の表情や汗までもが拝見できる!
さらに、千秋楽なんて、取れない貴重な公演日!
と劇団の発案に、最初は「理事長、ご英断です!」と思いました。
いつ頃から始まったのでしょうか、、最初に観たのは月組霧矢さん版「スカーレット・ピンパーネル」(2010年月組公演)でした。あれっ?ショーブランが明日海さんだ。。龍さん、微妙だろうなぁなんて思った記憶があります。
Wikipediaによると、2009年6月「ソロモンの指輪」(2008年雪組公演)が最初のようですね。ただ、当時はライブ中継ではなかったです。
ライブ中継が定期的に上映されるようになったのは、ここ数年だと思います。「だと思う」という辺りで、「ご英断」と言いつつ、ほとんど観てないのが分かりますね。
・・・高いねん。確かにS席(8,300円)よりは安い(4,300円(税込))。
往復電車代+B席の価格なんですね。
でも、販売元のチケットぴあで購入すると、先行事務手数料やらが加算されて、4,840円。A席(5,500円)が手に届くやん。。
さらに、作品によっては、劇場が限られて都内へ行くので、電車乗らんとあかんやん。
と、穴場なお店がチェーン店になって、がっくり来た心境に似た感を抱きました。
指定席なので当選した座席が最前列だと、劇場とは反比例する良くないお席に、
「貧乏ファンには、冷たいざんすね、宝塚歌劇さんよ」と素直に喜べない。
とはいえ、ライブ中継は廃止してもいいかと言われたら「ノー」です。
貴重なサヨナラ公演は、たとえ生の舞台でなくても、目に焼き付けたい、見届けたい。
映画館なんだから、割引サービスを適応してよ~と願うものの、現時点では、大名商売で困らなさそうです(涙)。
しかも、ライブ中継の公演数が増えている辺りから、採算が良さそうですね。
もう、こうなりゃ、バウホール公演もお願いしたいです。
ということで、現在ライブ中継は、どうしても観たいサヨナラ公演千秋楽や、海外公演で利用しています。
そして、今回、花組博多座公演「あかねさす紫の花」のライブ中継が決まりましたね。
Wキャストですね。ちょっと気になる鳳月杏さん(大空祐飛さんに似てません?)、かなり気になる配役ですね。Wキャストは両方観たくなりますね。
さいたまんぬ家の大蔵大臣(本人)に相談ですね。
(注:「大蔵大臣」は死語でした。2001年に大蔵省は財務省と金融庁に分割されたそうです。というか、世間で今超話題ですやん)
どこのお国もお家も、財務大臣は、きな臭いので、快諾したので、決算書を目下、書き換え中です。
Wキャストも魅力ですが、鈴の音のような、美声の仙名さんの額田女王は、ぜひ観なくては!!
さいたまんぬ