『New Wave』は少し切ない~ヒロインに見えた、中堅娘役さん~

「宝塚グラフ10月号」で掲載されていた娘役さん

星組「華鳥礼良さん」97期生(研8)。

 

少し古いですが、『New Wave!-星-』は、ポスター通りの雰囲気でした。

「瀬央さん」「紫藤さん」がW主演で、次に「極美慎さん」お披露目感あり。

お二人を軸に、周りが盛り立てる感じ。

でも、脇役とはいえ、超目立っていた娘役さんがいらっしゃいました。

2幕構成の公演です。

1幕で気になり、割と個性的な顔立ちなので、すぐ判別がつき、目立つ (* ̄o ̄):*:・゚☆

個性的でも美人なジェンヌさん、今回のヒロイン格?という出番の多さと登場の仕方。

「何で今まで知らなかったんやろ?『New Wave』だし、新人°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°発見!」

と、ワクワクしました。

 

幕間で、パンフレットを見て、すぐお名前も判明。

でも、『New Wave!-星-』のパンフレットは、「瀬央さん」「紫藤さん」以外、写真の大きさは同じ。

誰が、期待されているか、さっぱり分からん。

そこに、登場した親切なお隣の席のご婦人。

星組ファン」で、徹底した「組贔屓」のご婦人でした。

その徹底ぶりにも驚きましたが、「明日海さんがいてる間は花組も観るわ」

・・・やはり「明日海さん」は根強い。

 

さておき、1幕で気になった娘役さん。

圧倒的な歌唱力と、「ショー」とはいえ、頭一つ、抜き出て目立っていて気になる。

それが、「華鳥礼良さん」でした。

 

ご婦人、すぐに「愛称」と「経歴」と「前回の大劇場の役」を教えて下さいました。

・・・でも、役名を聞いても、ピンと来ない ???r(・x・。)???

ご婦人は、「華鳥さん」の「歌唱」を絶賛し、有名な感じで語っておられました。

「ただ、学年がね・・」は気になったものの、

そんなに有名なのに、知らなかった・・・ノ( ̄0 ̄;)\と、早速チェック。

 

2幕では、益々出番が増え、ソロも多くて「こりゃ、ヒロインだね」と確信。

帰宅して調べても、前回大劇場公演の主な配役に載っていません ??(・_・*)(*・_・)??

研8なので、新人公演には出演されていない。

「ただ、学年がね・・」が、知らない大きな原因であり、残念すぎる事実でした。

 

過去の経歴を「Wikipedia」で見ても、新公時代は、ヒロイン路線ではない脇役。

少し、遠のいていると、脇役の娘役さんの役がどの程度、注目されてるか分からない。

 

「エトワール経験」があるので、歌唱力は、確かに評価されているよう。

新公時代の役も、「実力派な本役」の役だと、あまり誌面に登場しないです。

特に娘役さんの場合、若い頃に抜擢されなければ、「実力派」なら、脇を固める路線へ進みます。

と言っても、脇を固める路線へ進む「娘役スター」さんは、新公ヒロイン経験があり、路線から外れていったパターンの方が多い気がします。

ずっと、脇役路線で「脇役の重要な女役」の地位を固める方って、超少数派。

すぐに、思いつかないです・・

 

「華鳥礼良さん」

実力も素晴らしく、「娘役スター」として活躍できそうな方。

でも、「研8」・・・今、ヒロインは若手抜擢ブーム。

得意の「歌」を披露しようにも、場面が与えられなければ「カゲソロ」・・・。

 

New Wave!』は、新人を発掘できる楽しみがあるはずなのに、微妙な「研8」。

「娘役」で「研8」は、新人と言うには、やや厳しい。

惜しい位、素晴らしい「歌唱」そして、迫力あるオーラ。

今回、出番が多過ぎる程ありました(良い意味)。

それは、これまでの実績で、充分評価されているからなのでしょうね。

とすれば、本公演での扱いが、今回のバウ公演の活躍によって、飛躍的に良くなる可能性は、、、、ないかな⤵⤵⤵

 

もっと「星組通」になれば、これまでの評価がもっと分かります。

今後の作品次第で、重要な役柄が回ってくる可能性もあり得ます。

 

ただ、少なくとも、『New Wave!』シリーズは、

「若手発掘」より、「あまりスポットの当たらない、実はすごい人たち発掘」の場

もしくは、「(単に)あまりスポットの当たらない人たちに活躍の機会を与える場」

と感じました。(主演級や若手男役さんは別)

 

パンフレットに「新しい波を起こす可能性のかたまり、若手たち」とあります。

確かに、一部あてはまります。

今後、重要な脇役に成長して、本公演の貴重な戦力となる方々も、その一部です。

そして、「瀬央さん」「紫藤さん」「極美さん」「朝水りょうさん」.etc 

「すでに注目株の若手スターさん」たちも、本公演以上に活躍されることで、注目度がアップしました。

でも、もう少し、学年が若ければ、今回の活躍がきっかけとなり、新公で「抜擢」されたり、注目する機会も増えるのに、と思うと残念で、少し切ないです。

 

とはいえ、「華鳥礼良さん」は、バウ公演の大収穫のお一人でした。

『超 New Wave!!』シリーズ始まらないかな・・・

 

さいたまんぬ

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村 にほんブログ村 演劇・ダンスブログ ミュージカルへ
にほんブログ村 にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 演劇(観劇)へ
にほんブログ村