花組⑧「BEAUTIFUL GARDEN」~「明日海さん」「柚香さん」「水美さん」のダンス繚乱~

今回の花組ショー。

妖しげな雰囲気がするので、「百花繚乱」の方がしっくりすると書きました。

プロローグとフィナーレ以外は、普通の意味で「百花繚乱」。

(妖しげなのは衣装・・ただ「百花繚乱」自体が普通じゃない、すごい人材の宝庫!!)

どなたにでも1つはツボがありそうな、種類の違う場面が、出し惜しみなく詰め込まれていて、息抜きする間がありません。

満足感高いです。

 

ここからはネタバレになります。

感想は前回までとほぼ変わらないですが、一部訂正と強調があります。

①「柚香さん」

センター席で観ると、柚香さんのダンスが目立ち、やはり上手かったです (*゚▽゚ノノ゙☆

確かに、1回目観劇時、「芝居」の上手さ度の急上昇ぶりや「水美さん」のダンスで、「ダンス」の印象が低めでした。

言い訳するなら、端っこで観て、群舞が多く、良さが見えにくかったのかも。

ただ、「柚香さん」はダンスが上手い。

個人でも、群舞でも目立ってました。

「美しさ」という華麗な罪に磨きがかかり、「ダンスの人」で終わらない方になっておられました。

そして「水美さん」とは「質」が違うダンスでそれぞれに魅力的でした。

「水美さん」は、「ピン(個人)」で踊るダンス場面で目立ち、それがとにかくインパクト大で目立ちました。

特に「闘牛士」の場面ですね。

「衣装が地味でも、魅力的なら目立つ」を体現されてました。

むしろ「無駄なものをこそげ落とした」シンプルさで、ダンスが際立つ  (*TーT)b !

この名場面は、語り草(誰に・・!?)にします。

!(゚∇゚ノノ"☆(゚∇゚ノノ"☆(゚∇゚ノノ!

 

「柚香さん」は、キレッキレのシャープでも優雅でもなく、どちらもバランスよく混ざった、カッコいいダンスでした。

羽がついているような、繊細で軽やかなダンス。

加えて、「ついでに」がついでじゃない「綺麗さ」にうっとりします。

(「美」が「耽美さ」まで加わった明日海さんに対して、「柚香さん」はピュアに「綺麗」か「華麗」で、系統が違う印象です。)

場面が「ピン」より、集団の「センター」で踊る事が比較的多いので、「個」のダンスを魅せる場面が少ない印象でした。

ただ、センター席で観ると、センターがハマる「華」がありました。

花組の御曹司」ここにあり!!という感じでした。

やっぱり「柚香さん」はトップになるべきお方(≧∇≦)ъ

ポスト「明日海さん」の「花組」を率いるのはこのお方がふさわしい!!

ずば抜けた物(「美」「歌」「ダンス」)が売りでなく、それぞれの芸に秀でた感方々が上下にいらっしゃっても、全く危機感を感じさせない、安定感。

それが「華」かな!?

と、今回、個人的絶賛の「柚香さん」でした。

 

②「水美さん」

キレッキレなシャープなダンスが魅力的で、今は、職人的です(少し失礼)。

「歌」や「芝居」はこれから急上昇される予感は確信があります(失礼)。

「ダンス」上手い人は、「歌」や「芝居」も上手くなるので。

(個人的感想です。)

「柚香さん」との差は「抜擢」が、ちょっと遅かった事と、半端ない「ダンス」のインパクトのせいかな?

今は、まだ「スター」。

でも、猛スピードで爆走されていらっしゃるので、近い将来、「柚香さん」の隣にいそう☆彡(すでにいらっしゃるのかも!?)

 

③「明日海さん」

以前はとにかく「美しさ」が印象的でした。

それだけで、満足できるのも稀有なお方です。

そして最近、「芝居」でも惹き込まれます。

「ショースター」の印象はなく、個人的に、「〇〇な明日海さんのダンスが観たい!!」というのが、すぐ浮かびません。

強いて言うなら、「人間っぽくない」妖艶で人を、妖しい世界へ誘う、ちょっと悪魔っぽい役のショー場面かな。。

個人的に、「オラオラ感やキザッてる花組」とは、持ち味が違う気がします。

(個人的感想です。)

でも、今回は「百花繚乱」なので、ご自身が似合いそうな場面で活躍しつつ、全員集合すると、「君臨」しておられました。

あれだけ、咲き誇る花男娘様の頂点に「君臨」されているのがすごい・・。

「スター候補」を次々生み出しつつも、「君臨」されているのがすごい・・。

今回は、「芝居」でも踊りまくりで、「芝居」の時のダンスの方が好みでした。

とにかく、気づけば「君臨」。

「さりげなく」が多いイメージのお方。(「美しい」以外)

さりげなく「王者」に「君臨」されてます。。すごい。。。

 

④「凰月さん」

あえて加えた「凰月さん」。

今回の「ショー」は、ダンス比重が高く感じました。(ダンスの方に印象に残った)

その中で、「歌」パートを受け持ち、「歌」で印象を残されていました。

迫力ある「群舞」が多い「ショー」なので、「歌」が目立ちにくいという、ご本人に非がないだけに残念感。

(個人的感想です。)

闘牛士」の場面は、秀逸でした。

「水美さん」のダンスが目立っていたのは否めません。

でも、ストーリーテラー的な役割とはいえ、この方の貢献度が高いです。

余韻が残る、この名場面には欠かせないお方でした。

個人的に、「芝居」の人の印象が強いですが、気づけば、ダンスでも「花組」に溶け込んでます。

ただ、やはり「芝居」に印象が残る点で、「明日海さん」と相性が良いと前に書いた印象通りです。

 

他にも、花娘様たちの活躍ぶり等見所満載で、書きたい事多々ありです。

でも、長くなるので、とりあえず、目立つ花男様の魅力の違いを中心に書きました。

 

さいたまんぬ

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